[13日 ロイター] - ニューヨーク連銀が13日に発表した調査によると、米消費者の1年先のインフレ期待が中央値で前月から0.3%ポイント上昇し6.6%となった。3年先のインフレ期待は横ばいの3.9%だった。
1年先のインフレ期待の内訳は、ガソリン価格が5.5%に上昇する一方、住宅価格は5.8%に鈍化した。
家計支出の伸びも中央値で9.0%と1%ポイント上昇し過去最高となった。
一方、労働市場については依然として強気な姿勢がうかがえる。
今後1年間に仕事を辞める確率は前月の19.3%から20.3%に上昇し、2020年9月以来の高水準となった。高い離職予想率は労働市場に対する信頼感を反映しているとみられる。
現在の仕事がなくなった場合に仕事を見つけることが可能とみる確率は前月の57.4%から58.2%に上昇した。
調査はインターネット上で1300世帯を対象に実施された。