[キーウ(キエフ) 20日 ロイター] - ウクライナ政府は20日、ユーロ債の元利払いを8月1日から24カ月延期する方針を示した。
政府は財務省に対し8月15日までに債権者と交渉するよう指示。返済遅延分に追加の利子を支払う方針を示した。
GDP連動ワラント債の支払いも2023年5月から2024年8月に延期する。
2022─33年に償還日を迎える総額195億ドルのユーロ債の期日が24─35年に延期される。
9月には570億フリブナ(19億3000万ドル)近い対外債務が返済期日を迎える。政府の歳入では国の資金ニーズの3分の1しか満たせない状況だ。
同国では戦争のため、歳出が大幅に増えて歳入が減っており、政府が海外諸国に金融支援の増額を求めている。