[チューリヒ 28日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は28日、必要と判断すれば定例会合の間にいつでも金融政策の措置を講じる可能性があるとの基本的な立場を改めて表明した。
SNBの責務について紹介した「スイス国立銀行概要」で、「SNBは3月、6月、9月、12月に金融政策を綿密に評価する。その評価に基づいて金融政策を決定する」とした上で、「SNBは状況の必要性に応じて定例会合の間でも、いつでも金融政策措置を講じることができる」とも記した。
さらに、金融市場で為替介入の用意があるとの立場も改めて示した。
SNBは6月、予想に反して2007年9月以来、約15年ぶりに政策金利を引き上げ、さらに利上げする用意があると表明した。
他の中央銀行も、家計や企業の予算を圧迫している燃料や食料の価格高騰によるインフレを抑制するために利上げしている。