[ニューヨーク 5日 ロイター] - 情報サービス会社HFRが5日発表したヘッジファンドの7月の運用成績は、株式市場の上昇が寄与してプラスとなり、年初来の損失を縮小させた。
主要ヘッジファンドの動向を示す加重総合指数は7月は1.65%上昇。年初来では4.1%低下となった。
ケネス・ハインツ社長は、株式相場の回復でハイベータ戦略主導で15カ月ぶりの強い上昇を達成したと述べた。
株式ヘッジファンド指数は2.89%上昇。S&P総合500種指数の月間上昇率(9.11%)を下回った。年初来では9.2%の低下。
債券、通貨、金利、株式、商品など幅広い資産を取引するマクロヘッジファンド指数は1.07%低下。3カ月連続のマイナスとなったものの、年初来では7.36%上昇で最も成績が良い。
ハインツ氏によると、各ファンドは資本維持だけでなく、マクロ経済状況の急な変化を捉える方向でポジション形成している。