[バンコク 12日 ロイター] - タイ中央銀行は12日、25ベーシスポイント(bp)の利上げを決定した先月28日の議事要旨を公表した。
総合インフレ率は年内高止まりすると指摘。政策の正常化は経済成長とインフレの見通しに合わせて段階的かつ慎重に進める必要があると主張した。
インフレの見通しには依然として上振れリスクがあるとしている。
外国人観光客の増加で景気の回復は引き続き勢いを増すとの自信も表明。世界経済減速の影響は限定的という。
潜在的な労働力不足が景気回復に悪影響を及ぼし、一部の産業で賃金に上昇圧力が生じる可能性があるとも指摘した。