[北京 24日 ロイター] - 中国のロシア向け輸出は、ウクライナ戦争と世界経済減速で他の地域の需要が弱まる傾向にあるにもかかわらず、9月に3カ月連続で2桁増となった。
中国税関当局のデータを基にロイターが算出したところによると、中国製品のロシア向け輸出額はドル建てで前年同月比21.2%増となった。伸び率は8月の26.5%から鈍化したものの、中国全体の輸出伸び率5.7%を大きく上回った。
ロシアへの輸出は、スマートフォン、発電機、掘削機、コンテナなどが上位を占めた。
ロシアからの輸入は55.2%増。8月は59.3%増だった。税関データによると、石油輸入の22%増が一因だ。
2国間貿易額は1─9月で1360億9000万ドルと、32.5%増となった。