[台北 7日 ロイター] - 米アップルにとって最大のiPhoneメーカーである台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は7日、新型コロナウイルス規制の打撃を受けている中国鄭州の主要工場でのフル生産をできるだけ早く再開するよう努力していると表明するとともに、第4・四半期見通しを下方修正した。
iPhone工場がある中国河南省の工業団地「鄭州航空港経済総合実験区」は2日、コロナ流行に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)を9日まで直ちに導入すると発表した。
鴻海は発表文で「(河南省政府が)これまで通り、鴻海を全面的に支援することを明確にした」と説明。コロナ流行を食い止めるため政府と協力していることも明らかにした。
一方、「慎重ながら楽観的」に見ていた第4・四半期については、鄭州工場でのイベントを考慮して見通しを「下方修正」すると明らかにした。
ただ、同社は10月の売上高が前年同月比40.97%増加し、10月として過去最高を記録したと発表した。