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フィリピン中銀、0.75%利上げ 追加利上げ示唆もペースは鈍化

発行済 2022-11-17 17:21
更新済 2022-11-17 19:27
© Reuters.  11月17日、フィリピン中央銀行は、政策金利の翌日物リバースレポ金利を0.75%ポイント引き上げ5%とした。マニラのフィリピン中銀で2016年3月撮影(2022年 ロイ

[マニラ 17日 ロイター] - フィリピン中央銀行は17日、政策金利の翌日物リバースレポ金利を0.75%ポイント引き上げ5%とした。インフレを抑制し、通貨ペソの一段の下落を回避するのが狙い。追加利上げも示唆した。

今月3日に0.75%利上げを支持する意向を示していたメダラ中銀総裁は会見で「(ペソ安の)継続を容認すれば、物価見通しのアンカーも外れる恐れがある。インフレが制御不能になり定着する事態は望まない」と発言。インフレ圧力を緩和するのに「積極的な金融政策措置」が必要だと述べた。

総裁は追加利上げを示唆したが、「最近2回の異例の、通常ではない措置よりは恐らく小規模になる」とし、利上げペースが鈍化するとの見通しも示した。中銀は7月にも0.75%ポイントの緊急利上げを実施した。

総裁は国内経済が追加利上げに耐えられるとの自信も示した。

利上げは今年6回目。翌日物リバースレポ金利は約14年ぶりの高水準となった。

中銀の最新のインフレ予測では、インフレ率が目標の2─4%に戻るのは2024年以降。今年は平均5.8%、来年は4.3%と予測されている。

メダラ総裁は、今回の0.75%利上げについて、今月の米連邦準備理事会(FRB)の利上げと同じ幅にして米国との金利差が急速に縮小しないようにする必要があったと説明した。

金利差縮小でペソが下落し、燃料など輸入品価格が上昇。10月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が約14年ぶりの高水準だった。

ロイターのエコノミスト調査でも0.75%利上げが予想されていた。

FRBの利上げ継続が予想される中、エコノミストはフィリピン中銀の利上げも続くとみている。

バンク・オブ・フィリピン・アイランドのエコノミストは、FRBが政策金利を5.25%に引き上げれば、フィリピンの翌日物借入金利は6%を超える可能性があると述べた。

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