[9日 ロイター] - ロシアのサザノフ財務次官は9日、利益率の高い資源産業で増税を実施できないか分析を進める方針を示した。ロシア通信(RIA)が伝えた。
同国は2023─25年に石油・ガス産業で過去最大規模となる600億ドル以上の増税を実施する計画。財政赤字を穴埋めし、ウクライナでの軍事作戦の費用を調達することが狙い。
同次官は「詳細な分析を実施すれば、利益率が高く、財政負担を増やしても操業・投資活動に悪影響がない資源産業がまだ見つかる。これがわれわれの今年の仕事であり、来年も続ける」と述べた。
税制の基礎的変数は引き続き安定しており、付加価値税、利益税、所得税に変更はないとも述べた。