[シドニー 13日 ロイター] - ウエストパック銀行とメルボルン研究所が13日発表した12月のオーストラリア消費者信頼感指数は80.3と前月から3.0%上昇した。前月は6.9%急低下していたが、痛みを伴う利上げサイクルが終わりに近いとの見方から持ち直した。
ただ、指数の水準は悲観的な見方が依然、楽観的な見方を圧倒的に上回っていることを示している。
住宅ローンを抱える消費者の信頼感が11.3%急上昇した一方、賃貸住宅を借りる消費者は3.8%の上昇にとどまり、住宅を完全所有する消費者の信頼感は2.7%低下した。
住宅価格の見通しを示す指数は27.6%の大幅上昇。ただ、今は住宅購入に悪い時期と考える人がなお多数派だった。
1年前と比べた家計の状況を示す指数は0.9%低下したが、今後1年間の家計の見通しに関する指数は6.9%上昇した。
今後1年間の経済見通しを示す指数は0.4%低下。今後5年間の見通しは5.2%上昇した。
主要な家庭用品を購入するのに良い時期かどうかを示す指数は前月比3.0%上昇したが、前年比では約21%低下した。