[ワシントン 20日 ロイター] - 米政権と議会共和党は20日、連邦債務上限問題を巡り非難の応酬となった。この日に協議は行われず、ホワイトハウス当局者によると、バイデン大統領はマッカーシー下院議長(共和党)との電話協議を米東部時間21日午前に設定するよう政権チームに指示した。
訪日中のバイデン氏は昨夜と今朝に債務上限の協議状況について説明を受けたという。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は声明で、共和党があまりにも右寄りの案を提示していると非難。一方、マッカーシー氏も記者団に対し、民主党が極端に左寄りの立場を取っていると述べた。
マッカーシー氏はさらに、「残念ながらホワイトハウスは後戻りした」と述べ、民主党の「社会主義者勢力」が支配しているように見えると指摘。バイデン氏の帰国までは協議が進まないとの考えも示した。