[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は30日、スロベニアで発生した大規模洪水の影響によるサプライチェーン(供給網)の混乱で、一部の工場の生産を停止すると発表した。
VW広報担当はロイターに対し、洪水の被害を受けたエンジン部品のサプライヤーが納入できる数量は限られていると述べた。
世界的なサプライヤーネットワークの援助で、部品はこれまでのところ確保されているが、9月中に一部の部品および車両工場で供給不足が想定され、生産台数の減少が見込まれるという。
VWのポルトガル工場は28日、洪水に見舞われたサプライヤーからの部品の不足を理由に9月初めから生産を停止すると発表した。