[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は、インフレ抑制に向け政策金利を過去最高水準に維持する必要があるとし、将来的な利下げを期待する市場関係者に対し注意するよう呼びかけた。
ポータルサイト「T─オンライン」のインタビューで「金融政策がインフレ抑制効果を十分に発揮できるよう、まずは現在の金利水準を維持しなければならない」と指摘。利下げが間近に迫っていると予想している人々に対し注意すべきとした上で「一部の人はすでに見当違いをしている」と述べた。一方で、金利がピークに達している可能性が高いことは認めた。