<為替> ドルが主要通貨バスケットに対し6週間ぶり高値を付けた。米経済が安定的に推移する中、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、ドル買いを後押ししている。
ドル指数は6週間ぶりの高値となる103.76を付けた後、終盤の取引では0.2%高の103.62。
ドル/円は0.2%高の148.385円。日銀の金融政策決定会合直後、円は下落。その後、一時上げに転じたものの、再び下落する展開となった。
ユーロ/ドルは0.4%安の1.08455ドル。一時、6週間ぶりの安値となる1.0822ドルを付ける場面もあった。
週内に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会に注目が集まる。金利据え置きが見込まれているものの、投資家は金利の道筋に関する手掛かりを求め、理事会後に発表される声明やラガルドECB総裁の記者会見を注視している。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の金利を巡る動きに影響を及ぼす可能性のある経済指標に注目が集まっている。
今週は25日に2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)、26日に個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。
先週にFRB当局者の早期利下げ観測をけん制する発言が相次いだことで、市場が見込むFRBが3月の会合で利下げに踏み切る確率は50%以下に低下。1カ月前は75%を超えていた。
2年債利回りは0.4ベーシスポイント(bp)上昇の4.381%。一時は4.419%まで上昇した。
10年債利回りは4.6bp上昇の4.140%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス24.3bp。
30年債利回りは5.9bp上昇の4.375%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種が3営業日連続で最高値を更新して引けた。企業の決算シーズンが始まり、ネットフリックスやテスラの決算に注目が集まった。
ネットフリックスは引け後に決算を発表し、3.2%上昇した。
ベライゾン・コミュニケーションズは6.7%高。通年利益見通しや契約者数の伸びが好感された。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も第2・四半期利益が予想を上回ったことを受けて4.2%高となった。
一方、スリーエム(3M)は決算を受けて11%安。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も決算で利益が予想を上回ったものの1.6%安となった。
決算発表をあすに控え、テスラは0.2%上昇した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 週内の米主要経済指標の発表を前に様子見ムードが広がる中を、小反発した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比3.60ドル(0.18%)高の1オンス=2025.80ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 中東情勢を巡るリスク警戒感が根強い中、一部産油国の供給増加が重しとなり、小幅下落した。この日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は前日比0.39ドル(0.52%)安の1バレル=74.37ドル。4月物は0.38ドル安の74.27ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 148.36/148.39
始値 148.01
高値 148.70
安値 147.88
ユーロ/ドル NY終値 1.0851/1.0855
始値 1.0865
高値 1.0875
安値 1.0823
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 106*11.00 4.3670%
前営業日終値 107*07.50 4.3160%
10年債(指標銘柄) 17時05分 102*30.00 4.1320%
前営業日終値 103*08.00 4.0940%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*22.50 4.0421%
前営業日終値 98*26.25 4.0150%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.75 4.3720%
前営業日終値 99*24.50 4.3760%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 37905.45 -96.36 -0.25
前営業日終値 38001.81
ナスダック総合 15425.94 +65.66 +0.43
前営業日終値 15360.29
S&P総合500種 4864.60 +14.17 +0.29
前営業日終値 4850.43
COMEX金 2月限 2025.8 +3.6
前営業日終値 2022.2
COMEX銀 3月限 2246.2 +16.6
前営業日終値 2229.6
北海ブレント 3月限 79.55 ‐0.51
前営業日終値 80.06
米WTI先物 3月限 74.37 ‐0.39
前営業日終値 74.76
CRB商品指数 268.2019 +1.2489
前営業日終値 266.9530