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インタビュー:PB目標先送りは「本末転倒」=古川・自民財政健全化本部長

発行済 2024-03-04 10:37
更新済 2024-03-04 10:45
© Reuters.     自民党の古川禎久・財政健全化推進本部長はロイターとのインタビューで、2025年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化させる財政目標を堅持す

Takaya Yamaguchi

[東京 4日 ロイター] - 自民党の古川禎久・財政健全化推進本部長はロイターとのインタビューで、2025年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化させる財政目標を堅持する考えを示した。「PB目標先送りの声もあるようだが、それは本末転倒だ」と述べた。インタビューは2月29日に実施した。

古川本部長は「内閣府の中長期試算によれば、歳出効率化の努力を続けていけば2025年度のプライマリーバランス黒字化の実現も視野に入るとされる」とする一方、「高い経済成長や税収増を前提にしており、容易な状況ではない」と指摘した。

そのうえで「日本の財政状況は世界で断トツに悪い。信認を損なわないためにも、財政健全化の努力は絶えず続けていかねばならない」と言及。「25年度のPB黒字化目標は堅持して、歳出・歳入両面の見直し努力を続ける」と語った。

インタビューでは、財政目標を巡り「25年度黒字化は一里塚にすぎない。健全化の道のりは続く」との認識も示した。

古川氏は「日本は、債務残高対GDP比の引き下げというストック面とPB黒字化というフロー面のふたつの健全化目標を掲げる」とし、「金利のある世界が視野に入ってきた中で、財政運営がどうあるべきか、健全化目標の置き方を含め、今まで以上に緊張感のある議論が必要になる」と語った。

構造的な赤字を生んだ要因のひとつに「社会保障の受益と負担のアンバランスがある」との認識も示し、「医療・介護制度などの見直し論議は避けては通れない。政治が覚悟をもって財政の持続可能性に道筋を付ける必要がある」と強調した。

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