[北京/上海 6日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)のトップ、呉清主席は6日、北京で会見し、個人投資家保護に向け市場不正を取り締まり、上場企業の質を向上させる方針を示した。
長期投資を呼び込み、株式市場の根深い問題に対処して投資家の信頼回復を図るとも述べた。
中国株式市場は3年連続で下げ、今年2月初めに5年ぶり安値を付けた。その後まもなく呉氏が証監会主席に任命され、信頼回復措置の実施で株価は回復した。
呉主席は「規制当局として、公平性に高い注意を払わなければならない。特に個人投資家が支配する市場ではそうだ」と指摘。「詐欺、市場操作、インサイダー取引を厳しく取り締まる」と述べた。
呉体制になって1カ月間で証監会はクオンツ取引に対する監視を強化し、空売りに新たな規制を導入している。