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NYCBが10億ドル増資、元米財務長官の投資会社など引き受け

発行済 2024-03-07 08:25
更新済 2024-03-07 08:28
© Reuters. 3月6日、米地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は、トランプ前政権の財務長官だったスティーブン・ムニューシン氏が率いる投資会社リバティー・スト

Niket Nishant Manya Saini

[6日 ロイター] - 米地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は6日、トランプ前政権の財務長官だったスティーブン・ムニューシン氏が率いる投資会社リバティー・ストラテジック・キャピタルなどを引受先として10億ドルの増資を行ったと発表した。

そのほかハドソン・ベイ・キャピタルやレバレンス・キャピタル・パートナーズ、シタデル・グローバル・エクイティズなどのなどの機関投資家やNYCBの経営陣らが出資者になったという。

また元通貨監督庁(OCC)長官のジョセフ・オッティング氏を新しい最高経営責任者(CEO)に指名した。

今後取締役に加わるムニューシン氏は声明で「この投資を検討する際に、われわれはNYCBの信用リスクの状況を考慮に入れた。10億ドルの増資により、同行が業界大手行並みかそれ以上のカバレッジ比率に沿うように引当金を積み増す必要が生じても、十分な資本が確保されると信じている」と述べた。

NYCBは1月末に商業用不動産関連の引当金を巡る大きな負担が原因で予想外の赤字を計上して以来、株価が重圧にさらされている。直近では、融資審査に関連した内部管理の「重大な脆弱性」が見つかったと明かし、株売りが広がる場面もあった。

ただ増資発表後、株価は反発した。

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