[ロンドン 18日 ロイター] - 英不動産検索サイトのライトムーブが18日発表した調査によると、2月11日─3月9日の4週間の国内住宅の売却希望価格は1.5%上昇した。4週間の上昇率としては10カ月ぶりの高水準。
住宅市場の回復で売り手の自信が強まった。
売却希望価格は2023年5月のピークを依然5000ポンド(6400ドル)近く下回っている。前年同期比では0.8%上昇。
ライトムーブの不動産科学ディレクター、ティム・バニスター氏は「売り手が今年に入り自信を強め、楽観的になっているのは正しいが、買い手から見ると依然割高感があり、住宅ローン金利も高いことが現在の課題だ」と述べた。
2月11日─3月9日の買い手の需要を示す指数は前年同期比で8%上昇。販売は前年比13%増加した。ただ、売り手が買い手を見つけるまでの平均期間は71日間で、2019年以降で最長だった。
地域別ではロンドンの需要が最多だった。在宅勤務ではなくオフィスで勤務する人が増えている。賃金上昇率の加速とインフレ率の鈍化も寄与した。