David Morgan Katharine Jackson
[ワシントン 23日 ロイター] - 米下院共和党は23日、不在が続いている下院議長の選出を巡り、新たな党候補選びに向けて非公開会合を開いた。
会合では下院共和ナンバー3のエマー院内幹事を含む9人の立候補者が支持を訴えるなどしたが、うち1人が撤退を表明したため候補は8人になった。
候補の1人、ジャック・バーグマン下院議員は「前に進む必要がある。国民がそれを求めている」と述べた。
共和党は24日午前に開く非公開会合で党候補の選出を開始する見通し。一部議員によると、新たな候補が下院本会議での選出に必要な217票の共和党票を確保できるまで、党内の投票や交渉を続ける可能性があるという。
今月3日に議長を解任されたマッカーシー氏は、共和党が下院の過半数を握った今年1月以降、主要法案で党の票をまとめてきたとしてエマー氏への支持を表明している。だが、エマー氏は保守強硬派の反対に遭えば苦戦を強いられる可能性がある。
バイデン大統領がイスラエルやウクライナへの軍事支援承認を求め、政府機関閉鎖を回避する期限も11月17日に控える中、議会は3週間にわたる下院議長不在で行動できない状態が続いている。