[ソウル 1日 ロイター] - 韓国産業通商資源省が1日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比11.2%減となり、3月の同8.1%減からマイナス幅が拡大した。 同省は、世界的な需要低迷や資源安が続いていることに加え、4月は総選挙のため労働日数が1.5日少なかったことを輸出不振の要因に挙げた。 輸入は前年同月比14.9%減。3月は同13.9%減だった。 ロイターがまとめたアナリスト予想は、輸出が11.0%減、輸入が12.5%減。輸出入ともにアナリスト予想を超えるマイナスとなった。 貿易収支は88億4000万ドルの黒字で、黒字幅は3月の98億6000万ドルから縮小した。 中国と米国向け輸出はともに前年比マイナス幅が3月から大きく拡大。対中国は18.4%減少し、1月以来の大幅減となった。 鉄鋼、自動車、機械類の輸出が前年比で2桁の大幅減となった一方、船舶やスマートフォンの輸出は増加した。 産業通商資源省は5月の輸出について、下振れリスクが高まっているため、4月と同様に低調な結果が予想されるとした。
※英文参照番号