
29日の米国市場では、年内利上げ観測の拡大から金融株などが買われ、NYダウは107ドル高となった。
しかし、為替相場は朝方に1ドル=101.80円近辺まで円高・ドル安に振れており、円安一服のなかで利益確定売りが先行して日経平均は46円安からスタートした。
その後は前日終値近辺まで値を戻しているが、様子見ムードが強く動意に乏しい展開が続いている。
為替相場も1ドル=102円近辺でのもみ合いとなっている。
個別では、トヨタ自 (T:7203)や三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株、小野薬 (T:4528)などが堅調。
Vテク (T:7717)は4%近い上昇で推移している。
また、チタン工 (T:4098)、WSCOPE (T:6619)、丸山製 (T:6316)などが東証1部上昇率上位となっている。
一方、任天堂 (T:7974)、ソフトバンクグ (T:9984)、NTT (T:9432)、KDDI (T:9433)などが軟調。
前日に日経平均構成銘柄に採用され下げの目立ったファミリーM (T:8028)は5日続落。
また、クスリのアオキ (T:3398)、インフォMT (T:2492)、ツクイ (T:2398)などが東証1部下落率上位となっている。