11時00分現在の日経平均株価は17441.16円（前日比104.74円高）で推移している。 27日の米国市場でNYダウは29ドル安となったが、米国の良好な雇用関連指標などを受けて円相場は1ドル＝105円台まで下落。
また、原油相場の上昇、ドイツ銀行の7-9月期が予想外に黒字で着地したことなどが安心感につながり、日経平均は111円高からスタートした。
寄り付き後は17400円台でのもみ合いが続いているが、個別株では決算発表を受けた物色が活発となっている。
個別では、任天堂 (T:7974)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、トヨタ自 (T:7203)、みずほ (T:8411)などが堅調。
前日急伸したオリックス (T:8591)も続伸している。
上期決算が評価された野村 (T:8604)が4％高で推移しているほか、エプソン (T:6724)、オムロン
(T:6645)も決算発表を受けて上げ目立つ。
ＳＵＭＣＯ (T:3436)はシリコンウエハ価格の値上げ期待で8％前後の上昇。
また、きもと (T:7908)、日立マクセル (T:6810)、カプコン
(T:9697)などが東証1部上昇率上位となっている。
一方、前日買われた富士通 (T:6702)やＪＲ東海 (T:9022)はさえない。
前日に決算発表した銘柄では花王 (T:4452)が5％安となっているほか、富士フイルム (T:4901)やサイバーエージ (T:4751)も売られている。
また、ファインデック (T:3649)、エレマテック (T:2715)、日本トリム (T:6788)などが東証1部下落率上位となっている。
（株式アナリスト 小林大純）