7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:市場はソフトバンクGの動向に釘付け
■外資系証券の注文動向:差し引き30万株の売り越し
■前場の注目材料:出光、昭和シェル、合併に先行して資本業務提携する調整へ
■市場はソフトバンクGの動向に釘付け
7日の日本株市場は買い先行後は底堅い相場展開になりそうだ。
6日の米国市場は原油安が重しとなったが、ハイテクや銀行株がけん引する格好で上昇。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の18450円だった。
朝方はこれにサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。
その後は昨日同様、日経平均は5日線を挟んでのこう着が意識される。
先週の18700円乗せ後の長い上ヒゲ形成もあり、それなりに戻り売り圧力が意識されやすいところではある。
週末にSQを控えていることもあり、トレンドが出難い需給状況にもあると考えられる。
その中で、指数インパクトの大きいソフトバンクG (T:9984)に市場の関心が集まりやすいだろう。
孫正義社長は、トランプ次期米大統領と会談したと報じられている。
500億ドル(約5.7兆円)を米国のスタートアップ企業などに投資し、5万人の雇用を生みだすとトランプ氏に約束したと伝えられている。
同社株価は7000円手前水準での攻防が続いていたが、この水準をクリアしてくる可能性が高く、これがショートカバーを誘発し、さらに日経平均をけん引する可能性がある。
SQを控えて大きなトレンドは出難いとみられるが、センチメントを明るくさせそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き30万株の売り越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1270万株、買い1240万株、差し引き30万株の売り越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
11月30日(水):30万株の買い越し
12月01日(木):30万株の売り越し
12月02日(金):50万株の買い越し
12月05日(月):310万株の買い越し
12月06日(火):90万株の売り越し
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(19251.78、+35.54)
・NY原油は下落(50.93、-0.83)
・エコカー減税、段階縮小
・カジノ法案、きょう参院審議入り
・政府、自動運転技術「レベル5」新設
・グーグル、17年い自社で使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替える
・ソフトバンクグ (T:9984)の孫氏、米に5兆円投資
・日本電産 (T:6594)、米の昇降機設備の会社を買収
・出光 (T:5019)、昭和シェル (T:5002)、合併に先行して資本業務提携する調整へ
・ALSOK (T:2331)、日立の警備子会社の買収へ
・三菱UFJ (T:8306)傘下のモルガンスタンレーMUFG証券に対して、証券取引等監視委員会は課徴金納付を命じるよう金融庁に勧告
・イントラスト {{|0:}}が東証マザーズに新規上場
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・7-9月期GDP(前年比予想:+2.2%、4-6月期:+3.3%)
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