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東京外為市場・午後3時=ドル79円付近、ユーロの買い戻しは1.41ドル前半まで

発行済 2011-07-19 16:04
更新済 2011-07-19 16:04

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 79.02/05  1.4077/80  111.22/25 

正午現在   79.06/11  1.4122/27  111.69/73

午前9時現在 79.02/06  1.4125/29  111.63/65

NY17時現在 79.05/07  1.4099/03 111.53/57

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 [東京 19日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時とほ

ぼ同じ79円付近で推移している。終日、79円付近でレンジ取引が続いた。ユーロ/ド

ルは買い戻しの動きからほぼ1.41ドル前半で堅調に推移していたが、午後2時を過ぎ

て売りが強まり、1.40ドル後半に押し戻された。参加者は欧州ソブリン問題やストレ

ステストと米国の債務上限問題の両にらみになっており、ユーロもドルも買いにくいこと

からユーロ/ドルの値動きが不安定になっているという。

 東京市場として初めて消化する欧州金融機関に対するストレステストは、90行中8行

が不合格となり、欧州銀行監督機構(EBA)は25億ユーロ(35億ドル)の増資が必

要と指摘。ギリシャ国債についてはおよそ15%のヘアカットを想定したテストになっ

た。事前予想では5─15行が不合格となり、必要な増資規模が100億ユーロ以上とみ

られていたほか、ギリシャのヘアカットについてもいずれ最大50%程度が必要になると

みられていたため「市場を安心させるには至らなかった。ストレステストの結果は、ユー

ロにとってプラスではない」(SMBC日興証券国際市場分析部課長 松本圭史氏)と受

け止められた。

 19日の海外市場では、ギリシャへの第2次支援問題は21日のユーロ圏首脳会議に先

送りされ着地のメドがたっていないことが不安視され、ユーロ/ドルは一時1.4014

ドルまで下落した。

 しかし、売り一巡後はユーロが買い戻され、アジア市場にかけて1.41ドルを回復。

アジア市場朝方には1.4136ドルまで上昇した。「市場の関心はユーロ売りからドル

売りに移っている。ユーロは売り飽きた」(武田氏)との声が聞かれた。実際、ギリシャ

支援問題は「時間的には9月まで先送りする余裕がある」(外資系証券)との見方もあり

紛糾は想定内との声もある。一方で、ドルは債務上限問題を抱えており「デフォルトは

しないと思うが、デッドラインである8月2日にかけてドルには売り圧力がかかりやすく

なる」(邦銀)との声が出ている。

 SMBC日興証券国際市場分析部課長、松本圭史氏は「ユーロは買えないが、ドルも積

極的に買えない。円も含め3極通貨のなかでは安全への逃避が起きにくくなっている。こ

のため、逃避先として資金はスイスフランや金に向かっている」とみている。

 午後に入って欧州勢の参加が意識される時間帯になるとユーロには売りが強まり、再び

1.41ドルを割り込んだ。「欧州勢はユーロ売りから入ることが多い。アジア時間にか

けてユーロが買い戻されたあとのポジション調整だろう。ただ、米国の債務上限問題も意

識され、半身の構えのユーロ/ドルの売りとみている」(邦銀)という。

 ドル/円は、79円付近でレンジ取引。クロス円をにらんで上下した。ユーロ/円が午

前中は対円でも買い戻し優勢となり、一時111.79円まで値を戻した。これを受けて

ドル/円も79.15円のきょうの高値をつけた。しかし、午後に入ってユーロは対円で

も売られたことから、ドル/円も上値が重くなった。

 豪ドルは、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の7月の政策決定会合議事録を受けて

一時下落。1.0613ドルまで25ポイント以上売られた。議事録が「ある時点で政

策を引き締める必要がある」との表現を削除し、金利決定に関して様子見の姿勢をみせた

ことが材料視された。ただ、市場には一部で先行きの利下げ予想も出ていたことから議事

録の影響は限定的で、売り一巡後は下げ渋った。

 

 (ロイターニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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