ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

日経平均は大幅続伸、一先ずリスク要因の一つが和らいだ格好

発行済 2017-04-24 12:07
更新済 2017-04-24 12:33
日経平均は大幅続伸、一先ずリスク要因の一つが和らいだ格好
 日経平均は大幅に続伸。
249.49円高の18870.24円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。
注目されていた23日の仏大統領選第1回投票結果は、EUの枠組みの堅持を前面に掲げるマクロン氏が決選投票に進むことが確実と伝えられたことから、為替市場では安全な資産としてこれまで買われてきた円を売る動きが強まり、円相場はドルやユーロに対し大きく値下がりした。
この流れを受けてシカゴ日経225先物(ドル建て)は一時19070円まで上げ幅を拡大させる場面をみせるなか、買い先行で始まった。


 ただ、25日には北朝鮮人民軍創軍85周年があり、再び軍事的な挑発に踏み切る可能性が警戒されている。
そのため、日経平均は寄付き直後に付けた18910.33円を高値に上げ幅を縮めており、日中値幅は60円程度にとどまっている。
東証1部の値上り数は1500を超えており、全体の7割を占めている。
セクターでは銀行、陸運、情報通信、精密機器、建設がしっかり。
半面、鉄鋼、石油石炭、鉱業が小幅に下げている。


 仏大統領選第1回投票で、マクロン氏が決選投票に進むことが確実と伝えられたことから、一先ずリスク要因の一つが和らいだ格好である。
週明けの欧米市場の上昇が見込まれることも手掛かり材料になろう。
一方であす25日には北朝鮮人民軍創軍85周年があり、地政学リスクの高まりが上値の重しとなる。
買い一巡後の動向をみてもリバランスの動きにとどまっており、中小型株などは利益確定に向かっている。
一つずつリスク要因が和らぐのを見極めていく格好になりそうだ。


 防衛関連への物色が再び強まっているが、大引けにかけてはリスク後退を意識したポジション圧縮も意識されるところである。
決算発表が本格化するなか、業績を手掛かりとした個別対応になろう。

(村瀬智一)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます