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・日経平均は大幅続落、日本電産の切り返しが安心感にも
・ドル・円は戻りが鈍い、ユーロ・ドルに警戒
・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■日経平均は大幅続落、日本電産の切り返しが安心感にも
日経平均は大幅に続落。
217.18円安の23723.60円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。
日経平均は3ケタの下落から始まった。
24日の米国市場ではダウは反発し最高値を更新したが、ハイテク株が売られており、昨日は安川電 (T:6506)、ファナック (T:6954)、ソニー (T:6758)の下げ同様、センチメントを悪化させている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の23740円となり、これにサヤ寄せする格好に。
その後、昨日の決算で注目されていた日本電産 (T:6594)が切り返したほか、安川電 (T:6506)がプラスに転じた流れもあり、日経平均も下げ渋る場面もみられた。
しかし、日経平均は5日線に上値を抑えられる格好から、再び下げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターでは、空運、銀行、証券、輸送用機器、繊維、保険、金属製品が軟調。
半面、石油石炭、鉱業が小じっかりだった。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、ソフトバンクG (T:9984)、アドバンテスト (T:6857)、京セラ (T:6971)が下落。
一方で、電通 (T:4324)、住友鉱山 (T:5713)、安川電 (T:6506)が僅かに下支えする格好。
日経平均はギャップ・ダウンで始まり、その後は下げ幅を縮める場面もみられたが、5日線に上値を抑えられる格好となった。
後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給面での下支えとして意識されるが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期筋の売り仕掛けに押される可能性がありそうだ。
ただし、日本電産 (T:6594)がプラスに転じたほか、安川電 (T:6506)も戻りは鈍いものの上昇しており、やや安心感にはつながりそうだ。
そのため、インデックスに振らされづらい銘柄へは押し目拾いの流れもみられよう。
また、マザーズ指数は売り買い交錯から若干下げて推移しているが、JASDAQはプラス圏で推移するなど、中小型株への物色は引き続き活発である。
需給状況の良好な中小型株には値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は戻りが鈍い、ユーロ・ドルに警戒
25日午前の東京市場でドル・円は戻りの鈍い展開。
ユーロ・ドルの上昇基調で、ドルに下押し圧力がかかりやすい地合いとなった。
ドル・円は、前日海外市場で一時109円を割り込み、本日アジア市場では国内勢の押し目買いで値を戻し、109円半ばまで回復したが、正午にかけては失速した。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続を見込んだ円買いが観測される。
引き続きユーロ・ドルの堅調地合いでドルに下押し圧力がかかりやすいようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円12銭から109円47銭、ユーロ・円は135円37銭から135円72銭、ユーロ・ドルは1.2385ドルから1.2416ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サイバーS {{|0:}}やSKジャパン (T:7608)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)
■経済指標・要人発言
・安倍首相
「好機を逃さずデフレ脱却に向けあらゆる政策を総動員」
☆後場の注目スケジュール☆
特になし
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