11時00分現在の日経平均株価は22674.65円（前週末比599.88円安）で推移している。 前週末2日の米国市場でNYダウは665ドル安となり、約9年ぶりの下げ幅を記録した。
1月雇用統計が市場予想を大きく上回る内容となり、長期金利の上昇とともに幅広い銘柄が売られた。
本日の日経平均はこうした流れを引き継ぎ、節目の23000円を約1カ月ぶりに割り込んでスタートした。
寄り付き後もNYダウ先物の下落や円相場の強含みとともに軟調な展開となり、下げ幅を600円超に広げる場面があった。
個別では、第3四半期決算を発表した三菱ＵＦＪ (T:8306)、国内ユニクロの月次動向を発表したファーストリテ (T:9983)のほか、ファナック (T:6954)などが3％超の下落で推移している。
任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクＧ (T:9984)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などその他売買代金上位も全般軟調。
決算発表銘柄では板硝子 (T:5202)やＳＧホールディングス (T:9143)が大きく売られている。
また、業績下方修正のフジクラ (T:5803)がグランディ (T:8999)やインソース (T:6200)などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。
一方、ソニー (T:6758)やホンダ (T:7267)は逆行高。
ともに第3四半期決算が市場予想を上回り、通期計画を上方修正した。
レーティング引き上げ観測の宇部興 (T:4208)も上げ目立つ。
また、アイスタイル (T:3660)、ＧＳＩクレオス (T:8101)、昭電線ＨＤ (T:5805)などが東証1部上昇率上位に顔を出している。
（株式アナリスト 小林大純）