8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る
■決算チェック:浜松ホトニクス、18年9月期見通しを上方修正
■前場の注目材料:ファナック、3工場新増設、170億円投資、射出成型機など増産
■ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る
8日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続くことになろう。
7日の米国市場では、バフェット氏が週末に開催された株主総会や前後のメディアへのインタビューで、大量追加取得したアップルのほか、アマゾンやグーグルなどハイテク大手企業を賞賛する発言を行い、ハイテクセクターを中心に買いが先行した。
この流れが波及する可能性があろうが、昨日はバフェット氏のアップル株大量取得のインパクトも限られており、影響は限定的になりそうだ。
また、原油相場の上昇から資源関連への波及も意識されるが、日経平均の押し上げ効果は期待しづらいところである。
一方で、決算発表がピークを迎えるなか、本日は180社超の決算発表が予定されている。
決算の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強く、全般手掛けづらい中、昨日同様、先物主導によるインデックス売買に日経平均は振らされやすいだろう。
そのほか、主力企業決算ではザラバ中に三菱重 (T:7011)、三菱商事 (T:8058)、丸紅 (T:8002)、三井物産 (T:8031)などが予定されている。
決算評価の動きをみせてくるようだと、センチメントを明るくさせてくる可能性がありそうだ。
日経平均は節目の22500円処が心理的な上値抵抗として意識されてきている。
この抵抗を一気に上放れるには、決算評価の流れに向かうか、若しくは決算発表が一巡するのを待つことになりそうだ。
まずは、今週の決算ピークの中での節目突破となる動きを見極めつつ、決算を手掛かりとした日替わり物色といったところになりそうだ。
特にザラバに決算を発表する銘柄へは短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■浜松ホトニクス、18年9月期見通しを上方修正
浜松ホトニクス (T:6965)が発表した17年10月-18年3月期決算は、営業利益が前年同期比34.3%増の149億円だった。
2018年9月期の営業利益を236億円から266億円になる見通しだと発表した。
環境分析装置や半導体製造装置などに使われる電子管や光半導体が好調。
株価は足元でリバウンド基調が強まり、戻り高値水準でのもち合いをみせている。
上方修正が評価される格好から、3月高値を意識した展開が期待される。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(24357.32、+94.81)
・ナスダックは上昇(7265.21、+55.60)
・SOX指数は上昇(1308.48、+11.75)
・VIX指数は下落(14.75、-0.02)
・シカゴ日経225先物(22470、大阪比+20)
・日銀が大規模緩和継続
・朝鮮半島の緊張緩和
・米原油先物は上昇(70.73、+1.01)
・ファナック (T:6954)3工場新増設、170億円投資、射出成型機など増産
・双日 (T:2768)インドネシアで協業、日通 (T:9062)・SOMPO (T:8630)と、物流をIoT化
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・小売売上高(3月) 0.6%
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■株式見通し:ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る
■決算チェック:浜松ホトニクス、18年9月期見通しを上方修正
■前場の注目材料:ファナック、3工場新増設、170億円投資、射出成型機など増産
■ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る
8日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続くことになろう。
7日の米国市場では、バフェット氏が週末に開催された株主総会や前後のメディアへのインタビューで、大量追加取得したアップルのほか、アマゾンやグーグルなどハイテク大手企業を賞賛する発言を行い、ハイテクセクターを中心に買いが先行した。
この流れが波及する可能性があろうが、昨日はバフェット氏のアップル株大量取得のインパクトも限られており、影響は限定的になりそうだ。
また、原油相場の上昇から資源関連への波及も意識されるが、日経平均の押し上げ効果は期待しづらいところである。
一方で、決算発表がピークを迎えるなか、本日は180社超の決算発表が予定されている。
決算の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強く、全般手掛けづらい中、昨日同様、先物主導によるインデックス売買に日経平均は振らされやすいだろう。
そのほか、主力企業決算ではザラバ中に三菱重 (T:7011)、三菱商事 (T:8058)、丸紅 (T:8002)、三井物産 (T:8031)などが予定されている。
決算評価の動きをみせてくるようだと、センチメントを明るくさせてくる可能性がありそうだ。
日経平均は節目の22500円処が心理的な上値抵抗として意識されてきている。
この抵抗を一気に上放れるには、決算評価の流れに向かうか、若しくは決算発表が一巡するのを待つことになりそうだ。
まずは、今週の決算ピークの中での節目突破となる動きを見極めつつ、決算を手掛かりとした日替わり物色といったところになりそうだ。
特にザラバに決算を発表する銘柄へは短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■浜松ホトニクス、18年9月期見通しを上方修正
浜松ホトニクス (T:6965)が発表した17年10月-18年3月期決算は、営業利益が前年同期比34.3%増の149億円だった。
2018年9月期の営業利益を236億円から266億円になる見通しだと発表した。
環境分析装置や半導体製造装置などに使われる電子管や光半導体が好調。
株価は足元でリバウンド基調が強まり、戻り高値水準でのもち合いをみせている。
上方修正が評価される格好から、3月高値を意識した展開が期待される。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(24357.32、+94.81)
・ナスダックは上昇(7265.21、+55.60)
・SOX指数は上昇(1308.48、+11.75)
・VIX指数は下落(14.75、-0.02)
・シカゴ日経225先物(22470、大阪比+20)
・日銀が大規模緩和継続
・朝鮮半島の緊張緩和
・米原油先物は上昇(70.73、+1.01)
・ファナック (T:6954)3工場新増設、170億円投資、射出成型機など増産
・双日 (T:2768)インドネシアで協業、日通 (T:9062)・SOMPO (T:8630)と、物流をIoT化
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・小売売上高(3月) 0.6%
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