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注目銘柄ダイジェスト(前場):有沢製、三菱自、ラックなど

発行済 2018-05-10 11:52
更新済 2018-05-10 12:00
注目銘柄ダイジェスト(前場):有沢製、三菱自、ラックなど
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ラック (T:3857):1535円(+121円)
大幅に6日続伸。
19年3月期の営業利益予想を前期比12.4%増の25.00億円と発表している。
同時に発表した18年3月期の営業利益は同9.1%減の22.24億円で着地した。
ただ、第3四半期までを40.5%営業減益で通過していたため、第4四半期に大きく収益改善した格好となっている。
また、新たに策定した中期経営計画では、最終年度となる21年3月期に営業利益29.00億円を目指すとしている。



ABホテル (T:6565):5250円(+345円)
大幅続伸。
6月30日(実質的には29日)を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表しており、流動性向上に期待した買いが向かっている。
同時に発表した18年3月期営業利益は前期比21.4%増の11.92億円で着地した。
サービス面の強化やインターネットを利用した広告宣伝が奏功した。
19年3月期は同15.3%増の13.75億円となる見通し。
新規開発を年間5店舗以上行い、業績の拡大に取り組む。



三菱自 (T:7211):863円(+79円)
5日ぶり大幅反発。
前日発表した18年3月期決算は営業利益が982億円で前期比19.2倍となった。
1-3月期は336億円で、四半期ベースでは2年ぶりとなる300億円超の水準になっている。
19年3月期は1100億円で同12.0%増と市場予想並みの水準を見込む。
販売台数の成長が増益見通しの背景にある。
円高で大手自動車株の業績見通しが総じてさえないなか、2ケタ増益予想を受けて買い安心感が強まる格好となっている。



有沢製 (T:5208):1301円(+300円)
ストップ高。
前日に18年3月期決算を発表し、営業利益は36.3億円で前期比倍増となった。
従来予想の34億円も上回った。
フレキシブルプリント配線板材料など電子材料の売上が大きく伸びた。
未定としていた期末配当は同14円増の34円としている。
19年3月期営業利益は42.5億円で同17.2%の増益見通し。
想定以上の業績好調や利回り妙味の高まりなどが好材料視される展開となっている。



ぐるなび (T:2440):1167円( - )
ストップ安売り気配。
前日に18年3月期決算を発表し、営業利益は47.4億円で前期比29.6%減となった。
従来予想の45億円は上回った。
一方、19年3月期は13億円で同72.6%の大幅減益見通し。
加盟飲食店の契約減額、新事業・サービスの構築などコスト負担増が響く。
年間配当も前期の44円から13円に引き下げる計画。
高利回りが魅力だったこともあって、ネガティブな反応につながっている。



日本一S (T:3851):1648円(+92円)
大幅に3日続伸。
18年3月期の営業利益を従来予想の4.74億円から6.58億円(前期は3.66億円)に引き上げている。
スマートフォン向けアプリ「魔界ウォーズ」について会計方法を変更したほか、同タイトルの売上が前回予想を大幅に上回った。
また、4月発売の海外新作タイトルのうち3月末までの出荷本数相当額を同期の売上に計上したこと、国内外タイトルのリピート販売が堅調に推移したこと等によるという。



リボミック (T:4591):626円(+4円)
買い先行。
朝方に一時665円まで上昇した。
重症喘息・アトピー性皮膚炎に対する新規治療薬「RBM009」(抗ST2アプタマー)の開発を決定したと発表している。
RNAアプタマーの創製を進めてきた結果、極めて強力な結合力と阻害力をもつアプタマーを完成することに成功したとしている。
RBM009は、注射ではなく気道吸入や皮膚塗布によって薬剤の送達が可能であり、RNAアプタマーの特徴が十分に発揮できる新薬になるという。



トヨタ自 (T:7203):7583円(+159円)
続伸。
前日の取引時間中に決算を発表しており、その後は上値追いの展開が続いている。
決算は前期実績、今期見通しともに市場予想を上回ったほか、自社株買いの実施による需給改善期待なども高まる状況。
野村證券では品質費用改善と経費削減がポジティブとして目標株価を8500円から9300円に引き上げ。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券でも目標株価を9300円から9600円に引き上げている。



ソフトバンクG (T:9984):8372円(-183円)
3日ぶり反落。
前日に18年3月期決算を発表している。
営業利益は1兆3038億円で前期比27.1%増となったが、デリバティブ関連損失の影響などから税引前利益は3846億円で同46.0%減だった。
同社決算には一時的な特殊要因が多く含まれ、決算数値での評価は行いにくくなっているが、サプライズが限定的ななかで換金売り優勢の展開になっている。
なお、19年3月期業績予想は非開示だが、通信事業は増収増益を見込んでいるもよう。


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