6月19日、韓国トップの仮想通貨取引所ビッサムがハッキングの被害に遭った。3000万ドル(約33億2000万円)相当の仮想通貨が盗まれ、今年最大の盗難事件の1つとなった。同取引所は、すでにユーザーに補償を約束したが、ダメージは出た。最大手の組織でも、完全な安全は保証できないということが、改めて明らかになったのだ。
確かに、仮想通貨の世界はマウントゴックスの倒産以降、変わってしまった。それでも、ハッキングの事後にどのように対処するかにかかっている。行方をくらましたり、責任を拡散させるものもいれば、コミュニティーに堅実に償いをし、一歩づつ評判を取り戻していくものもある。18年でこれまでに起こった主要なハッキングの経緯とその結果をまとめた。