■会社概要
1. 会社概要
JBCCホールディングス (T:9889)は1964年に設立し、グループで2万社以上のIT活用を支援してきた実績を持つ、独立系のITソリューションプロバイダーの純粋持株会社である。
グループ内11の事業会社が、それぞれの強みを生かし、幅広い業種の顧客のIT活用をワンストップで提供している。
日本IBMのハードウェア/ソフトウェア製品取引シェアではトップクラスであり、同社グループ5社がビジネスパートナーの最高位「プレミア・レベル」の技術力を有するなど、日本IBMとの結びつきも強い。
ビジネスポートフォリオのサービス化の推進を図り、2017年6月末にイグアスの全株式を売却したため、現時点での事業分野は情報ソリューションと製品開発製造の2つである。
2. 沿革
1964年4月に日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)として設立し、50年以上の実績を持つ。
同社の沿革を大きく3つに分けると、第1の創業期では日本初の漢字処理が可能なオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」、日本初のネットワーク分散処理システム「C-200」、等のオリジナル製品の開発、製造、販売を行い自社ブランドの確立に取り組んだ。
続いて1983年からの第2の創業期では日本IBMと資本・業務提携し、1999年に東証2部上場、2000年に東証1部上場を実現するなど、ビジネス基盤の強化を図った。
2006年からの第3の創業期ではホールディングス体制へ移行し、更なる成長を遂げビジネスの一層の拡大を図っている。
なお、2017年にディストリビューション事業を行っていたイグアスを売却し、収益性の高い事業への集中を行った。
3. 事業内容
同社の2017年7月以降の事業構造は以下のとおりである。
ビジネスポートフォリオのサービス化の推進、経営資源の集中、及び収益の向上を狙いとして2017年6月末に(株)IGホールディングスにイグアス(ディストリビューション事業)を譲渡したため、情報ソリューションと製品開発製造の2つの事業分野となっている。
情報ソリューションでは、IT活用に関するトータルサービス(コンサルティング、アプリケーション開発、システム開発、運用、保守、監視、アウトソーシング等)の提供を行っている。
製品開発製造では、同社グループならではのソフトウェアソリューション、プリンティングシステム、システム連携ソリューション等の開発・提供のほか、顧客の要望に応じた最適なハードウェアの提供を行っている。
なお、シェアード・サービスではグループ内のスタッフ業務の重複を避け、効率の良い運営を目指し、人事・総務、経理・財務、情報システム、業務サービス(支援・管理)等の各種業務を集約しグループ各社を支援している。
2018年3月期での事業別売上高構成は情報ソリューションが85.4%、ディストリビューションが10.7%、製品開発製造が3.9である。
なお、第1四半期のみディストリビューションの売上が発生しているが、事業売却したため2018年3月期第2四半期以降は発生していない。
4. 主要顧客
同社グループの中核事業会社であるJBCC(株)の2017年3月期の顧客状況を見ると、従業員数100名未満の企業が全体の約5割、売上が100億円未満の企業が7割弱となっており、中堅企業が同グループの主な顧客となっている。
また、対応業種を見ると、製造業、卸売・小売業、飲食店、サービス業など幅広く、同社の問題解決力及び提案ソリューションの幅広さが分かる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
1. 会社概要
JBCCホールディングス (T:9889)は1964年に設立し、グループで2万社以上のIT活用を支援してきた実績を持つ、独立系のITソリューションプロバイダーの純粋持株会社である。
グループ内11の事業会社が、それぞれの強みを生かし、幅広い業種の顧客のIT活用をワンストップで提供している。
日本IBMのハードウェア/ソフトウェア製品取引シェアではトップクラスであり、同社グループ5社がビジネスパートナーの最高位「プレミア・レベル」の技術力を有するなど、日本IBMとの結びつきも強い。
ビジネスポートフォリオのサービス化の推進を図り、2017年6月末にイグアスの全株式を売却したため、現時点での事業分野は情報ソリューションと製品開発製造の2つである。
2. 沿革
1964年4月に日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)として設立し、50年以上の実績を持つ。
同社の沿革を大きく3つに分けると、第1の創業期では日本初の漢字処理が可能なオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」、日本初のネットワーク分散処理システム「C-200」、等のオリジナル製品の開発、製造、販売を行い自社ブランドの確立に取り組んだ。
続いて1983年からの第2の創業期では日本IBMと資本・業務提携し、1999年に東証2部上場、2000年に東証1部上場を実現するなど、ビジネス基盤の強化を図った。
2006年からの第3の創業期ではホールディングス体制へ移行し、更なる成長を遂げビジネスの一層の拡大を図っている。
なお、2017年にディストリビューション事業を行っていたイグアスを売却し、収益性の高い事業への集中を行った。
3. 事業内容
同社の2017年7月以降の事業構造は以下のとおりである。
ビジネスポートフォリオのサービス化の推進、経営資源の集中、及び収益の向上を狙いとして2017年6月末に(株)IGホールディングスにイグアス(ディストリビューション事業)を譲渡したため、情報ソリューションと製品開発製造の2つの事業分野となっている。
情報ソリューションでは、IT活用に関するトータルサービス(コンサルティング、アプリケーション開発、システム開発、運用、保守、監視、アウトソーシング等)の提供を行っている。
製品開発製造では、同社グループならではのソフトウェアソリューション、プリンティングシステム、システム連携ソリューション等の開発・提供のほか、顧客の要望に応じた最適なハードウェアの提供を行っている。
なお、シェアード・サービスではグループ内のスタッフ業務の重複を避け、効率の良い運営を目指し、人事・総務、経理・財務、情報システム、業務サービス(支援・管理)等の各種業務を集約しグループ各社を支援している。
2018年3月期での事業別売上高構成は情報ソリューションが85.4%、ディストリビューションが10.7%、製品開発製造が3.9である。
なお、第1四半期のみディストリビューションの売上が発生しているが、事業売却したため2018年3月期第2四半期以降は発生していない。
4. 主要顧客
同社グループの中核事業会社であるJBCC(株)の2017年3月期の顧客状況を見ると、従業員数100名未満の企業が全体の約5割、売上が100億円未満の企業が7割弱となっており、中堅企業が同グループの主な顧客となっている。
また、対応業種を見ると、製造業、卸売・小売業、飲食店、サービス業など幅広く、同社の問題解決力及び提案ソリューションの幅広さが分かる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)