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■株式見通し:ややディフェンシブ寄りにシフトか
■前場の注目材料:キユーピー、3Q営業利益7.1%増、通期進捗率は77.9%と順調
■特殊陶、3社買収、酸素濃縮装置、医療分野を開拓
■ややディフェンシブ寄りにシフトか
3日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
2日の米国市場では投資家心理の改善からNYダウが最高値を更新する一方で、ナスダックやS&P500が下落している。
不安定なハイテク株についてもインテルが3%を超える上昇となる半面、アドバンスト・マイクロデバイス(AMD)が7%を超える下げとなり、手掛けづらくさせそうだ。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の24230円。
円相場は1ドル113円60銭台と、前日からはやや円高に推移している。
日経平均は短期的な過熱警戒感から売り買いが交錯しやすいほか、足元ではインデックス売買が主導しており、昨日も前引けにかけて急速に値を下げる局面もみられている。
インデックスに絡んだ売買で振らされやすい需給状況であり、物色対象もややディフェンシブ寄りにシフトしやすいだろう。
もっとも、第4次安倍改造内閣が発足し、初入閣は12人で、安倍政権では第1次内閣を含めて最多となった。
今後は安定政権のもと、経済対策等への思惑が相場の下支えとして意識されることになりそうだ。
また、昨日はインデックス主導の中で日経平均はプラスをキープしたが、マザーズ指数は2%の下落、JASDAQも下落するなど、中小型株には利益確定の流れが強まっており、センチメントを暗くさせている。
中小型株は個人主体となるなか、これといった材料がないものの、大きく値を崩す銘柄もみられている。
値がさのALBERT (T:3906)などに資金が集中している影響との見方もあるようだが、こう着局面では利食いが出やすいほか、短期筋の売り仕掛けの動きも出やすい需給状況といったところである。
とはいえ、物色意欲は旺盛であり、過熱感が警戒されているなかでは銘柄を絞ってのタイミング待ちになろう。
■キユーピー、3Q営業利益7.1%増、通期進捗率は77.9%と順調
キユーピー (T:2809)は2日、2018年11月期第3四半期(12-6月)決算を発表。
売上高は前年同期比3.0%増の4334.46億円、営業利益が同7.1%増の261.19億円だった。
コンセンサスの範囲内ではあるが、通期計画に対する進捗率は77.9%と順調に推移。
国内の鶏卵相場の下落の影響を受けたが、中食市場向けのカット野菜や惣菜が好調に推移した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(24270.62、+24.86)
・NYダウは上昇(26773.94、+122.73)
・SOX指数は上昇(1370.87、+0.43)
・好調な企業業績
・特殊陶 (T:5334)3社買収、酸素濃縮装置、医療分野を開拓
・三菱商 (T:8058)カナダでLNG、シェルなどと、設備総投資1兆6000億円
・マツダ (T:7261)全社電動化、30年めど、自動運転は25年
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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