日触媒 (T:4114):6950円(-300円)大幅続落。
ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も6500円から5500円に引き下げている。
高吸水性樹脂の需給軟化を背景に、業績予想を下方修正しているようだ。
現在、生産能力増強を施している企業が3社あり、これはグローバルの8%に相当するとしている一方、需要は年率5-6%の増加にとどまっているため、2019年は需給の悪化が予想されると判断のようだ。
アスクル (T:2678):2185円(-154円)急反落。
前日に発表した1月の月次動向がマイナス視されている。
単体月次売上高は前年同月比4.0%減となり、今5月期に入って初めてのマイナスに転じた。
とりわけ、LOHACO事業の売上高が同1.9%増となり、これまでの20-30%増から急失速している。
配送料条件変更のマイナス影響はなかったもようだが、インバウンド売上が急速に減少したことが響いているようだ。
トレンド (T:4704):5870円(-550円)急反落で一時下落率トップ。
前日に12月期通期の業績予想下方修正を発表している。
営業利益は従来予想407億円から357億円に、2ケタ増益予想から一転して減益になったもよう。
下振れは想定されていたものの、下方修正幅は想定以上との見方になっている。
欧州が想定以上に伸び悩んだほか、契約締結のタイミングも遅延傾向になっているもよう。
加えて、福利厚生関連費用の発生などコスト負担もかさんだようだ。
洋シヤター (T:5936):730円( - )ストップ高買い気配。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比2.3倍、上半期は同28%増益にとどまっていただけに、10-12月期で収益が急拡大する形になっている。
つれて、通期予想は従来の6億円から12億円にまで上方修正、修正幅の大きさがポジティブサプライズにつながっている。
大型台風の影響でシャッター修理需要が急速に高まったことが業績上振れの背景となったようだ。
SUMCO (T:3436):1427円(-74円)大幅反落。
米テクノロジー株の下落を背景に、国内でも半導体関連や電子部品関連株が売り優勢の展開となっている。
米エヌビディアが11-1月期の売上高見通しを従来予想から約19%引き下げ、株価は13%超の急落となっている。
中国市場での需要減少が主因とされている。
同社など半導体関連株は足元の業績悪化が十分に織り込まれたとみられていたが、中国の需要減退の影響は想定以上に深刻との見方が強まる形に。
コマツ (T:6301):2702円(-139円)大幅続落。
建設機械最大手の米キャタピラーが前日に決算を発表、中国での需要減少が響き、第4四半期のEPSは2.55ドルとなり、3ドル程度であった市場予想を下回った。
2019年の予想レンジも市場予想を下回っており、決算を受けて株価は9%超の急落となっている。
中国の需要減少は想定されていたものの、キャタピラーのネガティブ反応を受けて、同社など国内大手建設株にも連想売りが波及する展開になっている。
サンバイオ (T:4592):11570円(+370円)プラス転換。
19年1月期の営業損益を従来予想の35.40億円の赤字から38.81億円の赤字(前期実績43.78億円の赤字)に下方修正している。
大日本住友製薬 (T:4506)と共同で行っている米国慢性期脳梗塞の臨床試験の開発協力金収入の一部が翌期の計上見込みとなったため。
また、慢性期脳梗塞や外傷性脳損傷の臨床試験が順調に進捗し、研究開発及び製造に関わる費用が計画値を上回ったことなども赤字拡大の要因となった。
MDNT (T:2370):75円(+2円)大幅に続伸。
メディネット (T:2370)が保有する新規モノクローナル抗体を用いた研究用製品の開発を目的としたライセンス契約を米BioLegend社と締結したと発表している。
BioLegend社は新規モノクローナル抗体の研究用試薬の製品化を目指す。
メディネットは一時金と新製品の販売額に応じたロイヤリティを受け取る予定。
BioLegend社は、研究用試薬のリーディングカンパニー。
東映アニメ (T:4816):4420円(+200円)大幅に反発。
19年3月期の営業利益を従来予想の120.00億円から150.00億円(前期実績112.72億円)に上方修正している。
国内外で「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」など各種ゲーム化権販売が見通しを上回って好調に推移しているため。
年間配当も従来予想の38.00円から62.00円(前期実績145.00円)に増額修正している。
第3四半期累計の営業利益は前年同期比45.4%増の126.59億円で着地した。