3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円33銭まで下落後、111円51銭まで戻しており、111円47銭で引けた。
米国3月ADP雇用統計が予想を下回ったためドル売りが優勢となったが、米中閣僚級の通商協議が再開されており、協議の進展を期待したリスク選好のドル買い・円売りに下値が支えられた。
ユーロ・ドルは、1.1250ドルから1.1225ドルまで弱含み、1.1234ドルで引けた。
ユーロ・円は、125円39銭から125円10銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3187ドルから1.3122ドルまで下落した。
ユンケル欧州委委員長が英国の合意なき欧州連合(EU)離脱に備えていると発言したほか、カーニー英国中央銀行総裁は「英国の合意なきEU離脱のリスクが高い」と警告したためポンド売りが強まった。
その後、英労働党がメイ首相との離脱協議が「建設的だった」との見解を示すと、秩序ある離脱への期待でポンド買いが再燃。
ドル・スイスは、0.9954フランへ下落後、0.9984フランまで上昇した。