先週末5月31日の米国市場では、NYダウが354.84ドル安の24815.04、ナスダック総合指数が114.57pt安の7453.15と大幅に下げ、シカゴ日経225先物も大阪日中比115円安の20425円と軟化した。
3日早朝の為替は1ドル=108円30銭台と、先週末大引け時点より約60銭の円高。
本日の東京市場は米株安を受けて下値を探る流れとなろう。
日米貿易摩擦に絡んで米国が標的とするトヨタ (T:7203)などの自動車株を中心に売り物に押されそうだ。
機関投資家による持ち高圧縮も続いているとみられ、武田 (T:4502)など大手薬品株も売り物が厚みを増すだろう。
一方、朝方に米株安を一通り織り込み、中国株が落ち着いてスタートすれば、JAL (T:9201)、東電力HD (T:9501)、王子HD (T:3861)といった円高メリット株やマザーズの直近上場銘柄には幕間つなぎ的な買いが予想される。
一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたニチバン (T:4218)、日立ハイテク (T:8036)、新生銀 (T:8303)、カチタス (T:8919)、東急 (T:9005)、上組 (T:9364)などに注目。