富士フイルム (T:4901):5306円(+40円)続伸。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も5000円から6300円に引き上げている。
収益貢献が限定的とみていたヘルスケア事業だが、今後の成長が織り込めるとの判断に変更したようだ。
メディカルシステム事業とバイオCDMO事業が成長を担うが、とりわけ、後者に関しては、買収・提携や継続的な培養タンク増設によって、旺盛な需要を取り込みながら成長する確度が高いとみているもよう。
アルチザ (T:6778):1194円(+146円)急反発。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は3.8億円の赤字で前年同期比0.6億円の改善となった。
2-4月期は営業黒字に転じている。
5Gへの移行に伴い、LTE-Advanced及びLTE-Advanced Proの研究開発用途向けテストソリューションの販売が国内外で減少しているが、5G対応の基地局向け研究開発用テストシステムを販売するなど、今後の5G関連分野の急拡大期待などは高まる状況のようだ。
ファイバーゲート (T:9450):3645円(+205円)大幅に続伸。
東証の承認を受け、上場市場が14日から第1部に変更になると発表している。
形式要件を充足するため、15万7200株の立会外分売を13日に実施する。
また、従来100株以上保有の株主に一律クオカード2000円分を贈呈していた株主優待制度を見直し、保有期間や保有株数に応じてクオカード2000-4000円分を贈呈するよう変更する。
基準日は30日。
このほか、札証へ上場申請することを決めている。
三菱自 (T:7211):504円(-25円)大幅反落。
フィアット・クライスラーがルノーへの統合提案を取り下げると発表している。
フランス政府の姿勢などを考慮して統合を見直したようだ。
両社が統合した場合、同社や日産自 (T:7201)を含めた4社連合の成立が想定され、スケールメリットやコスト低減などにつながるとの期待感も先行していたため、ネガティブに受け止める動きが優勢に。
本日は日産も売り先行の展開になっている。
パーク24 (T:4666):2285円(+113円)大幅続伸。
大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も2400円から2600円に引き上げている。
消費税の引き上げを契機に、駐車場の料金体系をこれまでの100円単位から10 円単位に切り替える方針であり、柔軟な価格提案による競合への優位性の高まりを想定しているようだ。
ネガティブ視されてきた消費税率引き上げだが、逆に競争力強化への期待につながる可能性が出てきたと捉えている。
リプロセル (T:4978):215円(+7円)大幅に3日続伸。
東京工業大学との共同研究開発計画「汎用性の高い遺伝子編集用iPS細胞株の開発と販売および同iPS細胞株を利用した高機能型膵臓β細胞の開発と事業化」が経済産業省関東経済産業局の「令和元年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に採択されたと発表している。
予定期間は19年度-20年度または21年度で、補助金額の上限は予定期間合計で9750万円。
オリコン (T:4800):852円( - )朝高後に値を消す。
30万株、3.60億円を上限に自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.15%。
取得期間は6日から8月30日まで。
株主還元を充実させるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが狙い。
5月23日に直近高値(1028円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買い戻し機運を高めているようだ。