リプロセルはヒトiPS細胞及びヒトES細胞の技術を基盤としたiPS細胞事業と、臓器移植等に係わる臨床検査事業を展開。【事業内容】同社はまた、iPS細胞事業に関する製品群は研究試薬製品と細胞製品の2つに大きく分けられる。研究試薬製品では、ヒトES/iPS細胞の研究に必要な、培養液、剥離液、凍結保存液、コーティング剤、抗体など、ヒトES/iPS細胞に最適化された各種研究試薬の製造販売を行う。細胞製品区分はヒトiPS細胞から、心筋、神経、肝臓などの様々な細胞を作製し、専用培養液やコーティング剤とともに、主に製薬企業に販売。これらの細胞製品は、製薬企業において、新薬候補化合物の薬効試験や毒性試験の実験材料として使用される。また、同細胞を利用して、薬効試験や毒性試験を同社内で実施する受託サービスを提供。臨床検査事業においては、臓器移植及び造血幹細胞移植で必要とされる臨床検査に特化した検査受託サービスを提供。具体的には、対象顧客である医療機関から血液や血清などの検体を同社の衛生検査所に搬送し、検査を実施するというもの。受託方法には、医療機関からの直接受託と他の検査会社を経由した再受託の両方がある。主な検査項目としては、「HLAタイピング検査」、「抗HLA抗体検査(抗HLA抗体スクリーニング検査及び抗HLA抗体同定検査)」、「フロークロスマッチ検査」がある。