25日の米ドルは小幅安となっている。一方、中東情勢の悪化を受けて日本円は上昇している。
日本時間午後5時24分におけるドルインデックスは0.04%高の95.523となっている。
ハト派姿勢を強めたFRBによってドルインデックスは下押し圧力を受けている。FRBは世界的な景気減速に対処するため、早ければ7月に利下げを行うことを示唆している。
FRBのパウエル議長は26日発言予定である。
米イラン関係の悪化により、安全資産である円に対してドルは値を下げている。
米政府は24日、イランによる米ドローンの撃墜への対抗措置として、イランに対する追加制裁を発表した。
2015年のイラン核合意の撤回を米国が表明して以来、両国の関係は不透明なものになっている。
ドル円は0.27%安の107となっている。
一方、中国の習近平国家主席とトランプ大統領は28、29日に開催されるG20首脳会談の場で会談予定である。通商協議は再開されるものの、早急な合意は期待されていない。
米中両国が通商協議において妥協すべきであると、中国の鍾山・商務相は発言した。また、米国は中国企業に対する「不適切な行動」を中止すべきであると付け加えた。
米ドル/人民元は0.11%高の6.8796。