三井松島HD (T:1518):1299円(+29円)大幅反発。
傘下の日本ストローが紙製ストローを19年秋にも商品化すると報じられている。
熊本工場において、接着剤の臭いや価格を抑えた新製品を開発しているもよう。
まずは国内シェアの4割に相当する年1000万本を販売する計画のようだ。
G20では海洋に流出するプラスチックごみの削減が議題に上がるなど、今後、プラスチック製ストローから紙製へのシフトが想定される中、期待感が先行する流れになっている。
ネットワン (T:7518):2924円(-231円)大幅続落。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価は2800円としている。
今後も着実な利益率改善は続くとみているものの、人員が大きく拡大していない現状から、これまでのような急速な利益率改善ペースは期待し難い局面に入ると予想している。
一方、PER水準は主要ITサービス企業の平均を大きく上回っており、過剰な期待値を織り込み始めていると判断。
アドバンテス (T:6857):2799円(+112円)大幅反発。
同社のほか、東エレク (T:8035)、SCREEN (T:7735)、ディスコ (T:6146)など、半導体製造装置大手各社の強い動きが目立っている。
米SOX指数は下落しているものの、マイクロンが決算発表後の時間外取引で上昇しており、買い材料につながっている。
マイクロンの決算は市場予想を上回り、下期の需要回復見通しも示している。
また、ファーウェイ向けの出荷を一部再開したとも明らかにしており、過度な業界の先行き懸念後退につながっている。
高島屋 (T:8233):1166円(+54円)大幅反発。
前日に第1四半期決算並びに自社株買いの実施を発表している。
第1四半期営業利益は77.5億円で前年同期比9.4%減益、新リース会計の影響で海外子会社の利益が押し上げられていること、上半期は同8.0%増益の見通しであることから、想定以上に伸び悩んだとの見方が強いようだ。
ただ、発行済み株式数の4.6%に当たる800万株、100億円を上限とした自社株買いを発表しており、当面の需給改善期待をポジティブ視する動きが優勢に。
LIXIL G (T:5938):1727円(+249円)急騰。
前日に株主総会が開催されたが、前CEOの瀬戸欣哉氏が取締役に再任されてCEOに復帰する見通しとなった。
これにより、経営トップの混乱をめぐる問題が収束する格好になり、ポジティブに捉えられる形となっている。
みずほ証券では、生産性改革など収益性改善策による業績改善期待が高まったとして、投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1400円から2200円に引き上げている。
やまねメディ (T:2144):534円(+19円)急伸。
第17期有価証券報告書を提出し、19年3月期に営業利益及び営業キャッシュ・フローがプラスを計上したことから、業績基準に係る上場廃止の猶予期間から解除されたと発表している。
営業利益は3.60億円、営業キャッシュ・フローは3.13億円だった。
同社は18年3月期まで4期連続で営業利益及び営業キャッシュ・フローがマイナスとなっていた。
WASHハウス (T:6537):1025円(+25円)急騰。
タイで事業を展開するため、現地の出資者と共同でWASHHOUSE(Thailand)CO.,LTD.を設立したと発表している。
遠隔管理型コインランドリー店舗の企画・開発に加え、運営事業やフランチャイズ事業を手掛ける。
アジアでの事業展開の足掛かりとなる初の関連会社で、WASHハウスの出資比率は48.0%。
事業開始日は未定だが、現地従業員の研修等を実施し、準備が整い次第速やかに開示するとしている。
エンバイオHD (T:6092):964円(-9円)朝高後にマイナス転換。
連結子会社の太陽光パーク2とヴェガ・ソーラー及びアルタイル・ソーラーの各社が保有する固定資産(計9カ所の太陽光発電設備)に関し、興銀リースと譲渡及びリース契約(セールアンドリースバック)を締結すると発表している。
譲渡価額は41.00億円で、リース料総額は39.38億円。
譲渡益の6.03億円を20年3月期第1四半期に特別利益として計上する。