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注目銘柄ダイジェスト(前場):GDH、フロイント、村田製など

発行済 2019-07-01 12:05
更新済 2019-07-01 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):GDH、フロイント、村田製など

JSR (T:4185):1643円(-58円)大幅続落。

徴用工訴訟を巡って、韓国側が関係改善に向けた具体的な対応を示さないことへの対抗措置として、政府は、フッ化ポリイミド、レジスト、エッチングガスの3品目の輸出規制を強化すると決定している。

フォトレジストでトップシェアを占める同社にとっては、韓国向けの輸出減少が警戒視される形になっている。

関電化 (T:4047)、ステラケミファ (T:4109)なども、輸出規制によるマイナス影響が懸念される形に。

Jフロント (T:3086):1216円(-19円)反落。

先週末に第1四半期の決算を発表している。

事業利益は125億円で前年同期比1.5%増益、会社側の上半期計画は同1.1%減益であり、順調な推移となっている。

一方、IFRS適用に伴う押し上げ効果を除くと、実質的には同7%程度の減益であったとみられる。

おおむね想定線であり、通期予想も据え置いていることから、ポジティブなインパクトは限定的のようだ。

アダストリア (T:2685):2281円(-27円)続落。

先週末に第1四半期の決算を発表している。

営業利益は52.2億円で前年同期比4.1倍となった。

通期予想である100億円、前期比39.1%増に対する進捗率も50%を超える水準に。

粗利益率が想定通りに改善したほか、販管費も想定外に減少する形となり、市場予想も上回る水準とみられる。

ただ、月次動向から好決算期待は高かったため、いったんは出尽くし感が先行する流れのようだ。

フロイント (T:6312):819円(-47円)急落。

20年2月期第1四半期(19年3-5月)の営業損益を2.14億円の赤字(前年同期実績3.99億円の黒字)と発表している。

機械部門で事業拡大を目論む先行投資により赤字幅が拡大した。

化成品部門も競争激化などで低調だった。

通期予想は前期比18.2%減の10.00億円で据え置いた。

進捗率は21.4%にとどまっており、計画未達に対する警戒感から売り優勢となっている。

GDH (T:4437):3760円(+200円)大幅高。

成長企業への人材採用などを手掛けるスローガン(東京都港区)と資本業務提携すると発表している。

スローガンは、成長企業向けにオフィス環境を提供するシェアオフィス「goodoffice」を運営しており、成長企業向けのサービスについて営業・業務連携を行い、両社のネットワークを活性化させる。

また、スローガン株3449株(議決権割合の約0.78%)を第三者割当で取得する予定。

村田製 (T:6981):5095円(+255円)大幅続伸。

週末に開催された米中首脳会談では、当面の間の追加関税が見送られ、米中交渉の継続も発表された。

ほぼ市場予想通りの結果になったが、トランプ政権ではファーウェイへの部品販売も一部認める方針としており、この点はポジティブなサプライズとなっている。

とりわけ、同社など電子部品関連株にとっては、過度な業績悪化懸念の後退としてインパクトが強まる形のようだ。

太陽誘電 (T:6976)やTDK (T:6762)など電子部品大手が揃って買い優勢。

岡山製紙 (T:3892):772円(+17円)急騰。

19年5月期の営業利益を従来予想の5.55億円から7.52億円(前期実績0.35億円)に上方修正している。

板紙事業で段ボール製品の需要の高まりや需給のひっ迫があったことに加え、販売価格の改定および再改定が浸透した。

また、原料古紙価格が安定したことも利益を押し上げる見込みとなったため。

年間配当は従来予想の12.00円から13.00円(前期実績12.00円)に増額修正した。

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