10日の米国市場は、NYダウが76.71ドル高の26860.20、ナスダック総合指数が60.80pt高の8202.53、シカゴ日経225先物が大阪日中比30円高の21530円。
11日早朝の為替は1ドル=108円30銭台と、円高方向に振れている。
本日の東京市場は利下げ期待の高まりを受けた米株高になびき、任天堂 (T:7974)、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)など米国株と連動性の高い銘柄の買いが予想され、昨日緩んだトヨタ (T:7203)やキーエンス (T:6861)など輸出株も円高に抗する形で底堅い値動きとなりそうだ。
また、米原油先物高の大幅上昇で、国際帝石 (T:1605)、JXTG (T:5020)、三井物 (T:8031)など資源株にも資金が向かおう。
ただ、利下げ期待を悪材料に米国市場で金融株が売られており、東京市場でも三菱UFJ (T:8306)をはじめとする金融株はさえない動きを強いられよう。
また、2019年3月期の債務超過で2部市場に指定替えとなる千代化建 (T:6366)の代替として日経平均への補充が決まったバンナムHD (T:7832)が買われ、採用が有力視されていたDMG森精機 (T:6141)は売り物が膨らみそうだ。
一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたTIS (T:3626)、コーエーテクモ (T:3635)、NEC (T:6701)、富士通 (T:6702)などに注目。