ハト派的なパウエルFRB議長の議会証言を受け、ドル安が続いている。
12日午後6時46分時点で ドルインデックスは0.03%安の96.637。
ジェローム・パウエルFRB議長は今週、FRBは軟調な設備投資や米中貿易摩擦などの課題から生じる不確実性に対して「適切に行動する」と述べた。
パウエル議長の証言に加え、6月のFOMC議事要旨でも、一部のFOMCメンバーは「経済展望における不確実性や下振れリスクがここ数週間で著しく増加したと判断した」と警告した。
パウエル議長は11日、FRBには利下げ余地があるとし、歴史的に低失業率は大きな賃金高・物価高を引き起こしていないと発言した。
また、パウエルFRB議長は「(20年程前から)失業率とインフレ率の関係は弱くなった。今はもっと弱くなっている」と述べ、インフレ率と失業率との相関が薄れてきていることを指摘した。
そして、パウエル議長は米国経済は「底堅く」、FRBは「経済の下支えのために適切に行動」したいと述べた。
11日に発表された高いインフレ率と予想を下回る新規失業保険申請数はドル高には繋がっていない。今回発表された失業率やインフレ率は7月30日、31日のFOMCで50ベーシスポイント以上の利下げが行われるのではないかというマーケットの期待を弱めた。
豪ドル/米ドルは0.20%高の0.6987。 NZドル/米ドルは0.17%高の0.6670。
米ドル/円は0.05%安の108.43。
トランプ米大統領が中国が米国産農産物を輸入していないと非難した後、 ドル/元は、。トランプ大統領は、中国が6月のG20大阪サミットで正式になされた合意を遵守していないと述べた。