16日の豪ドルは米ドルに対して、ほぼ横ばいで取引されている。
日本時間午後5時33分時点における豪ドル/米ドルは0.13%安の0.7030となっている。オーストラリア準備銀行(RBA)が16日に公開した7月議事要旨では、景気を支えるため、RBAが再度利下げを行う用意があることが明らかになった。
議事要旨では「理事会は引き続き労働市場の動向を注視し、経済の持続可能な成長とインフレ目標の達成を支援するため、必要に応じて金融政策を調整する」と述べている。また、「より低い金利は国民へさらなる雇用を生み出し、インフレ目標に対してより確実な進展を後押しする」と指摘した。
RBAは7月の政策会合で政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の1.00%とすることを決定した。
他方、ドルインデックスは0.19%高の96.725となっている。
15日に発表された7月ニューヨーク連銀製造業景況指数は、6月のマイナス8.6から4.3に上昇した。
0が景況判断の分岐点となっており、指数がプラスの場合は景気拡大、逆にマイナスの場合は景気後退を示す。
一方で、FRBによる利下げ観測を受けて、米ドルの上値は重い。
25日の欧州中央銀行(ECB)理事会を前に、ユーロ/米ドルは0.12%安の1.1244となっている。
米ドル/日本円は0.11%高の108.02となっている。
米ドル/人民元は横ばいの6.8769となっている。15日発表の中国2019年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比6.2%となった。