■NY株式:上昇、ハイテク大手の決算発表を好感米国株式相場は上昇。
ダウ平均は51.47ドル高の27192.45、ナスダックは91.67ポイント高の8330.21で取引を終了した。
4-6月期GDP速報値が予想を上回り、米経済の悪化懸念が和らぎ買いが先行。
複数の主要企業決算が好感され、ハイテク株を中心に上昇し、堅調推移となった。
S&P500及びナスダック総合指数は最高値を更新した。
セクター別では、メディアや消費者・サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや資本財が下落した。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、決算内容が予想を上振れ、急騰。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)や短文投稿サイトのツイッター(TWTR)も、決算内容が好感され、大幅上昇。
一方で、ネット小売のアマゾン(AMZN)は、決算内容が予想を下回り、下落。
半導体のインテル(INTC)は、決算内容が好感され上昇したものの、複数アナリストが業績への懐疑的な見方を示し、下落に転じた。
米司法省は、通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併計画を承認した。
一部資産を衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)に売却することが承認の条件であるが、第4の携帯電話・通信会社が設立されるか、今後の展開に注目したい。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:ドル108.67円、トランプ政権がドル切り下げ協議との報道26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円83銭まで上昇後、108円60銭まで反落し、108円67銭で引けた。
米4-6月期GDP速報値が予想を上回ったため、ドル買いが優勢となった。
その後、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを織り込むドル売りに上値が抑制されたほか、トランプ政権がドル切り下げに関して協議したとの報道に「米国政権がドル安誘導」との思惑も強まり一時ドル売りが優勢となった。
しかし、トランプ大統領が対中強硬派のナバロ米国家通商会議(NTC)委員長が提示したドル切り下げ案を却下、ムニューシン米財務長官の発言「ドル安政策を支持しない」と報じられると、ドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは、1.1144ドルから1.1112ドルまで下落し、1.1129ドルで引けた。
ユーロ・円は、121円13銭から120円80銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.2439ドルから1.2376ドルまで下落。
ドル・スイスは、0.9918フランから0.9946フランまで上昇した。
■NY原油:先物は続伸、中東緊張や米石油掘削装置の稼働数減が下支え26日のNY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:56.20 +0.18)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.18ドルの56.20ドルで通常取引を終えた。
中東の緊張や全米の石油掘削装置の稼働数の減少で供給不安を受けた買いが需要鈍化懸念を受けた売りを上回った。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 30.77ドル +0.43ドル(+1.42%)モルガン・スタンレー(MS) 45.74ドル +0.87ドル(+1.94%)ゴールドマン・サックス(GS)222.14ドル +2.16ドル(+0.98%)インテル(INTC) 51.59ドル -0.57ドル(-1.09%)アップル(AAPL) 207.74ドル +0.72ドル(+0.35%)アルファベット(GOOG) 1250.41ドル +118.29ドル(+10.45%)フェイスブック(FB) 199.75ドル -0.96ドル(-0.48%)キャタピラー(CAT) 132.92ドル -1.79ドル(-1.33%)アルコア(AA) 23.13ドル +0.28ドル(+1.23%)ウォルマート(WMT) 113.02ドル +0.80ドル(+0.71%)スプリント(S) 7.99ドル +0.55ドル(+7.39%)