週明け29日の米国市場は、NYダウが28.90ドル高の27221.35と上げたが、ナスダック総合指数は36.88pt安の8293.33と軟化。
シカゴ日経225先物は大阪日中比50円高の21620円と小幅高だった。
30日早朝の為替は1ドル=108円80銭台と、昨日大引け時点に比べ20銭程度の小幅の円安となっている。
本日の東京市場は小動きが予想される。
米連邦公開市場委員会(FOMC)や、米中による閣僚級の貿易協議の結果待ちで積極的な売り買いが手控えられやすいと考えられる。
注目されたファナック (T:6954)の第1四半期決算は、営業利益は前年同期比47.5%減の285.95億円だった。
弱い内容は想定されており、コンセンサス(250億円程度)は上回っているため中立だろう。
一方で、1Q時点で20/3期予想を下方修正しており、こちらに対する市場反応を見極めたいところである。
個別では、任天堂 (T:7974)や、ソニー (T:6758)、エプソン (T:6724)など本日決算発表を迎える銘柄でも見送りムードが強まりそうだ。
昨日に大幅続落したキーエンス (T:6861)のほか、5日連続安で引けたファーストリテ (T:9983)などについては下げ止まりが期待される一方で、7日続伸の大幅高で引けたソフトバンクG (T:9984)には短期的な利益確定売りが予想される。
他方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された東エレク、沖縄セルラー (T:9436)、NTTドコモ (T:9437)などに注目。