LINE (T:3938):4040円(+85円)大幅反発。
前日に発表した第3四半期決算が好感される展開に。
7-9月期営業損益は57億円の赤字となり、前四半期比82億円の改善となっている。
マーケティングコストの抑制が想定以上で、市場予想も上回ったとみられる。
また、中期的な業績けん引役として期待されるディスプレイ広告も、増収率が一段と加速する状況になってきている。
アルプスアル (T:6770):2325円(+169円)大幅反発。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は215億円で前年同期比28.7%減益となった。
9月27日の下方修正に沿った水準での着地となる。
下期計画に関しては今回も修正はなし。
業績数値にはサプライズがないものの、短期的な出尽くし感に加えて、説明会を受けて、スマホカメラ用アクチュエーター、統合シナジーへの期待感などがあらためて高まる形にはなっているもようだ。
エイシアンスタ (T:8946):170円(+50円)ストップ高。
中国で病院を経営する遠東宏信医院集団有限公司(遠東宏信医院集団)及び経営コンサルティングの上海邁伊茲咨詢有限公司(上海マイツ)と戦略的提携枠組み協定を締結したと発表している。
遠東宏信医院集団は中国大手リース会社の医療事業子会社。
遠東宏信医院集団は日本の医療機関への投資機会を求めており、ASIAN STARは上海マイツとともに同社へコンサルティングサービスを提供し、共同投資を検討する。
日立 (T:6501):4001円(-283円)大幅続落。
前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は1728億円で前年同期比12.0%減益、市場予想は150億円程度下回ったものとみられる。
通期計画も7650億円から6850億円に下方修正しており、ネガティブに捉える動きが先行している。
上場子会社の下振れが下方修正の主因に。
なお、ホンダ (T:7267)系との自動車部品経営統合を発表しているが、SMBC日興証券では、償却前で700億円程度の業績貢献と見込んでいるもよう。
アドバンテス (T:6857):5060円(-360円)大幅続落。
前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は177億円で前年同期比1.3%減益、市場予想を50億円程度上振れた。
通期計画は300億円から450億円、前期比30.4%減と、市場コンセンサス水準にまで上方修正している。
足元の受注好調が反映されている。
一方、通期受注高は2300億円予想から2350億円と、小幅な引き上げにとどまっている。
一時的に5G関連減速の可能性が示唆されたもようで、短期的な出尽くし感にもつながる。
ソニー (T:6758):6596円(+231円)大幅反発。
前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は2790億円で前年同期比16.5%増益となり、市場予想を400-500億円程度上回っている。
また、通期予想も8100億円から8400億円、前期比6.1%減と、コンセンサス水準にまで上方修正。
イメージセンサーの上振れが主因となっている。
新タイトルの発売日ずれ込みでゲームは下方修正されたものの、こちらは来期業績の上振れ要因へとつながる。
ビーマップ (T:4316):801円(+31円)大幅に反発。
20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業損益を従来予想の0.00億円(損益均衡)から0.51億円の黒字(前期実績0.60億円の赤字)に上方修正している。
全ての事業分野で増益となった。
特にワイヤレス・イノベーション事業で大型の構築案件を計上している。
通期予想(前期比11.1%増の0.90億円の黒字)は据え置いたが、第4四半期を中心にワイヤレス・イノベーション事業での構築案件が続いているという。
オンコリス (T:4588):1980円(+30円)大幅に反発。
岡山大学と次世代テロメライシンOBP-702に関する業務請負契約の締結で合意したと発表している。
岡山大学から委託を受け、OBP-702の前臨床試験のうち製造法と品質試験法の開発検討を受託する。
今回の契約に関する収入は、20年12月期に寄与すると見込む。
OBP-702は、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)の遺伝子構造を一部改変し、がん抑制遺伝子p53を組み込んだ次世代テロメライシン。