破棄をするかどうか注目を集めていた日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)だが、韓国政府が協定を停止しないことを日本政府に伝えたことがわかった。日本側は韓国向けの輸出管理を厳しくした措置(ホワイト国リストから除外)に関し、経済産業省が韓国と局長級の政策対話を行う方針。除外した措置を戻すという決定をしたわけではない。韓国は世界貿易機関(WTO)への提訴手続きも停止する。
このニュースによりドルウォンは一時1175.23までウォン高が進んだが、午後6時29分時点で1177.96まで戻している。
中国の習近平国家主席は米中合意をしたいと考えており、貿易戦争は避けたいと考えているが、必要なときには報復することを恐れてはいないと述べた。しかし、米中協議が不透明になっていることは事実であり、この発言で大きくリスクオンに傾くということはなかった。米ドルインデックスは0.06%高の97.955となっている。米10年債利回りは1.757%と低下し、ドル円は108.56円となっている。
午後5時30分発表のドイツ製造業PMIは市場予想を上回る43.8となった。続いて午後6時に発表されたユーロ製造業PMIも市場予想を上回る46.6だった。いまだに50を下回っているとはいえ、徐々に回復を示している。ユーロドルはドル高が若干進み1.1055となっている。