27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し: インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識■前場の注目材料:トライアイズ、配当予想修正 記念配当3円を加え15円へ■アーレスティ、中国でダイカスト2割減産、体制を適正化■インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識27日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
26日の米国市場では、NYダウは55ドル高となった。
トランプ大統領が米中協議で両国が合意に向けた取り組みを続けていると述べたことが材料視されたが、利益確定の売りも出やすく上値は抑えられている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の23440円。
円相場は1ドル109円00銭台で推移推移している。
昨日は米中協議の進展期待から日経平均は一時23600円に乗せる局面もみられたが、結局のところはニュースフローに振らされる格好であった。
出来高は若干増えていたが、MSCIリバランスによる需給要因があった影響であり、積極的な資金流入ではない。
引き続き米中協議の進展期待を意識しつつ、香港情勢を睨みながらの相場展開といったところである。
日経平均のレンジは23300円を中心に23000-23500円処での推移といったところ。
とりわけ23000円接近では日銀のETF買い入れが意識されやすいほか、巻き戻しに伴う押し目買い意欲は強い。
また、中間配当の再投資に伴う需給要因のほか、自社株買いに伴う需給面も下支えと意識されるため、足元では下へのバイアスは強まりづらい。
年内に米中交渉の「第一弾合意」といった明確な結果が出てくる可能性もあり、売り仕掛け的な商いも出難いだろう。
一方で、23500円接近では利益確定の売りが出やすいところであり、米感謝祭を控えて海外勢のフローは限られているため、基本的にはショートカバー等による上昇に限られてくる。
そのため、レンジ内でのリバランス的な商いが中心になりやすいだろう。
物色としてはインデックスに絡んだ商いの他は、相対的に出遅れ感が顕著であるマザーズ銘柄等、中小型株への物色を意識しておきたい。
マザーズ銘柄についても時価総額上位の銘柄以外にも物色に広がりがみられている。
その他、東証1部への復帰が思惑視されている東芝 (T:6502)へ関心が集まりやすい。
■DyDo、3Q営業利益33.8%減 39.69億円、コンセンサスは上回るDyDo (T:2590)は第3四半期決算を発表。
営業利益は前年同期比33.8%減の39.69億円だった。
自動販売機での缶コーヒー販売など国内飲料事業が苦戦した。
トルコで収益性の高いミネラルウオーターの販売が伸びたが、円高が影響。
コンセンサスは上回っているが、通期は前期比44%減の34憶円を据え置いている。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(23373.32、+80.51)・NYダウは上昇(28121.68、+55.21)・ナスダック総合指数は上昇(8647.93、+15.45)・シカゴ日経225先物は上昇(23440、大阪比+60)・1ドル109円00-10銭・VIX指数は下落(11.54、-0.33)・米原油先物は上昇(58.41、+0.40)・米長期金利は低下・日銀のETF購入・株安局面での自社株買い・NTTドコモ (T:9437)「アマゾンプライム」1年間無料に、12月から・アーレスティ (T:5852)中国でダイカスト2割減産、体制を適正化・アネスト岩田 (T:6381)油交換不要の真空ポンプ、樹脂で漏れ封止・消費電力半減・堀場製 (T:6856)中国子会社を増強、21年移転、開発・サービス一貫体制・グローリー (T:6457)介護分野に顔認証技術、エコナビスタと協業・NEC (T:6701)インターポールと提携継続、サイバー対策☆前場のイベントスケジュール・10:30 中・10月工業利益(9月:前年比-5.3%)
<SF>