パーク24 (T:4666):2129円(-146円)大幅続落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は51億円で前年同期比6.8%減益、増税に伴う集金機種変更や「タイムズペイ」加盟店増加などの先行費用計上が減益の背景に。
通期予想は前期比19.6%増であり、低調なスタートになっているが、費用計上の集中などが背景で大きなサプライズはない。
ただ、新型ウイルス拡大による今後の稼働率悪化懸念は拭えず、決算発表契機に売り圧力が増す形にも。
ゲオHD (T:2681):1191円(+68円)大幅反発。
新型ウイルス感染拡大を背景に、外出を控える動きが今後も強まるとみられている。
その分、巣ごもり関連消費の拡大が想定されるとして、同社などは恩恵が予想される関連銘柄と位置付けられているもよう。
安倍首相が全国の小中学校・高校などに一斉休校を求めるよう要請したことで、目先、こうした需要は一段と急拡大が見込まれる形にも。
ライクキッズ (T:6065):855円(+104円)急騰。
安倍首相が全国の小中学校・高校などに一斉休校を求めるよう要請した一方、厚生労働省では保育所などについては原則として開所するよう自治体に要請と伝わっている。
保育所運営でトップクラスの同社などには、保育所閉所によるネガティブ影響への懸念が後退しているほか、夫婦共働き家庭などで短期的に保育所ニーズの拡大が想定される状況にもなっているもよう。
スプリックス (T:7030):923円( - )朝高後、値を消す。
個別学習塾における「在宅学習サービス」の提供開始を発表し、前日も一時急伸する展開となっていたが、本日もあらためて上値追いの動きが強まる格好に。
前日に安倍首相が、新型ウイルス感染対策として、全国の小中学校と高校、特別支援学校に対し臨時休校を要請する考えを表明している。
在宅で手掛けられる学習サービスへの需要は短期的に急拡大するとの思惑が先行しているようだ。
ソフトバンクG (T:9984):5075円(-164円)大幅続落。
新型ウイルス感染拡大に対する懸念で前日の米国株式市場は大幅に下落、NYダウは過去最大の下げ幅を記録している。
世界的な株価下落を受け、投資ファンド事業への警戒感が強まる形になっているもよう。
また、日経平均採用の値嵩株として、日経平均先物安に伴う裁定売りなど、需給面でのマイナスインパクトも強まる状況とみられる。
菊池製作所 (T:3444):777円(-62円)大幅に4日続落。
20年4月期の営業損益を従来予想の2.56億円の黒字から0.39億円の赤字(前期実績1.14億円の黒字)に下方修正している。
利益率の高い時計部品の切削加工が弱含みであることに加え、持分法適用関連会社で販売促進のために販管費が増加していることが重しとなり、赤字に転落する見通し。
リスク回避の高まりで相場全体が落ち込むなか、業績の下方修正で売りが広がっているようだ。
興研 (T:7963):2442円(-64円)朝高後マイナス転換。
タイの商務省国内貿易局がマスクの国外輸出停止措置を解除したと発表している。
解除に伴い、興研製品の使い捨て式防塵マスク「ハイラック」の輸出が許可された。
新型肺炎の感染拡大によるマスク需要の急増を受け、タイは輸出許可を停止していた。
マスクの輸出停止解除で日本国内の需要に対応できるとの期待に加え、前日に東証が信用取引に関する規制を解除したことも引き続き買いを後押ししているようだ。