タカラBIO (T:4974):2220円(+83円)大幅続伸。
引き続き、大阪大学とアンジェス (T:4563)などが進める新型ウイルスに対する予防用DNAワクチンの開発に協力すると前日に発表していることが材料視されている。
同社はDNAワクチンの構築・製造を担当する計画となっているもよう。
全体株安の中で物色資金が集中する形にもなっており、アンジェスはストップ高買い気配に。
ラクーンHD (T:3031):637円(-89円)急落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は5.3億円で前年同期比33.8%増と大幅増益になっているが、上半期も同34.8%増となっており、ポジティブな反応は限定的に。
四半期ベースでは、11-1月期は実質的に7四半期ぶりに前四半期比減益ともなっている。
フィナンシャル事業において、一時的にデフォルトが増加したことにより売上原価が増加したとしている。
アサヒ衛陶 (T:5341):417円(+80円)ストップ高。
、新型ウイルス感染拡大の影響による同業他社での受注停止や欠品に伴って、トイレや洗面化粧台などの同社商品には想定以上の注文が入っており、新規注文に関しては通常より納品までに時間がかかる状況になっているとリリースしている。
短期的な業績面でのプラス寄与、中期的なシェア上昇などが思惑視される動きにもなっているようだ。
マクドナルド (T:2702):4780円(-45円)反落。
2月の既存店売上高が前年同月比14.7%増になったと発表している。
51カ月連続のプラス。
伸び率は1月(2.6%増)から加速した。
客数は9.2%増(前月1.5%増)、客単価は5.1%増(同1.0%増)。
全店ベースの売上高は15.4%増(同3.2%増)。
2月は、ごはんバーガーシリーズ3商品を期間限定で販売している。
堅調な推移が続くが、新型コロナウイルスの感染拡大が外食産業の業績を下押すとの懸念から本日は売り優勢となっている。
7&iHD (T:3382):3820円(+192円)大幅続伸。
検討していた米「スピードウェイ」の買収を断念したことが分かったと伝わっている。
約2兆3500億円とされた買収額で折り合いがつかなかったもよう。
米国の店舗拡大を軸にした成長戦略は再構築を迫られることになるが、これまで株式市場では、買収が実現した場合の財務負担を懸念した動きが優勢になっていたため、ポジティブに評価する動きが優勢のようだ。
積水ハウス (T:1928):1955円(+155.5円)大幅続落。
前日に20年1月期の決算を発表、営業利益は2053億円で前期比8.5%増益、会社計画線上での着地となった。
戸建・賃貸住宅の落ち込みは想定以上だったが、都市開発事業での物件売却でカバーした。
21年1月期は2060億円で同0.4%増益の見通し、2120億円程度の市場予想は下回っている。
戸建の落ち込みが市場想定以上となるもよう。
自社株買いの実施を発表しているが、下支えにはつながっていない。
きずなホールディング (T:7086):2303円公開価格(2320円)を約4.3%下回る2220円で初値を付けた。
会社設立は17年6月1日(実質的には00年7月4日)。
主な事業は葬儀施行と葬儀付帯業務など。
20年5月期の営業利益予想は前期比13.9%減の7.00億円。
売上収益は11.5%増の80.23億円に拡大する一方、販管費が膨らむことから減益になると見込んでいる。
第2四半期累計の実績は3.80億円だった。
セリア (T:2782):3065円(+92円)大幅に続伸。
2月の既存店売上高が前年同月比9.1%増(前月は0.9%減)だったと発表している。
プラスは5カ月ぶり。
客数は9.1%増(同横ばい)、客単価は横ばい(同0.8%減)。
全店ベースの売上高は17.2%増(同6.9%増)だった。
客数の伸長で売上高が増加したことに加え、株価が25日や75日の各移動平均線を一時上回ったことも買いを後押ししているようだ。